東京国際レズビアン&ゲイ映画祭上演作品「夕立ちのみち」

「夕立ちのみち」
9月14日(金)から南青山のスパイラルホールで開催されている第21回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に行ってきました。私がこの映画祭に参加したのは今回で2回目,約10年ぶりの参加になります(そのときどんな映画を観たかまったく覚えていません)。私が観たのは14日(土)16時過ぎに上映された「夕立ちのとき」という老レズビアンカップルのロードムービーです。ロビーで開場を待っているときに見た限りだと,女性の観客が7割以上という感じでした。
会場であるスパイラルホールは映画館というわけではないので,座席はパイプ椅子でした。特に座布団が敷いているわけではないので,お尻が痛くなりました。それでは,作品の紹介に移ります。

あらすじ

ステラとドッティは,二人合わせて150歳になるレズビアンのカップルで,その付き合いは31年にもわたる。目がほとんど見えないドッティは,「おまんこ面」の孫娘に騙されて老人ホームに入れられてしまう。ステラは夜中に老人ホームに忍び込み,ドッティを救い出す。ステラとドッティは,結婚をするために同性婚が認められているカナダへ向かうことにした。途中,余命短い母に会いに行くためにヒッチハイクをしていた若いダンサー・プレンティスを乗せ,三人の珍道中が始まる。老レズビアンカップルと孫ぐらいの年齢の若者三人が繰り広げるコミカルなロードムービー。

感想

下品な毒舌を振りまくステラ,そんなステラを諌めつつ食い意地の張るドッティ,間抜けなお人好しプレンティスのやり取りが最初から最後までおかしく,とても楽しかった。
老レズビアンカップルが同性婚をするためにカナダに向かうという設定自体が一風変わっているだけで,それ以外はありきたりなロードムービーです。なので,興行的にも世評的にも特筆する結果は残さないと思います。でも,深夜にたまたまつけたテレビでやっていて,明日早いのについ最後まで観てしまったけれど,なんか得した気分になれる映画でもあります。
性的マイノリティを題材にした映画は「トランスアメリカ」「ブロークバック・マウンテン」「ミルク」などいくつか観てきましたが,「ミルク」と同じぐらい面白かったです。この記事を書いていて気づきましたが,この手の映画に関してはすべて外で観てます。なお,暇だからという理由で映画をみたり,普段から映画館に行ったりするほど映画好きではありません。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭には,今回も初回も一人で参加したので,次回は誰かと一緒に行きたいものです。

著者プロフィール

前園 進也
前園 進也弁護士
作家であり新宿二丁目のミックスバーのママ・伏見憲明氏から多大な影響を受け、LGBTに対する法的支援をライフワークとして取り組んでいます。LGBT支援法律家ネットワーク、同性婚人権救済弁護団、「結婚の自由をすべての人に」弁護団等に所属。